介護業界の人手不足と改善案
現代の日本の65歳以上の高齢者は総人口に占める割合が約27%となっている。
この数値は超高齢者社会ということを表している。
介護業界では人手不足という深刻な問題を抱えている。人手不足は少子高齢化も原因の1つである。
また、他産業と比べて労働条件が良くないため介護職に人が集まらないことも挙げられる。
結果、介護職員が少ないため、1人の負担が大きくなってしまっている。
1人の負担が大きくなると体を壊しやすくなり仕事を続けられないという人がでてくる。
これでは介護職のイメージダウンになってしまい、さらに人手不足が深刻化していく悪循環が起きてしまっている。
では、どのようにして人手不足をなくしていくか。
考えられる一つの案は外国人労働者を受け入れることである。
日本は高齢化が進みすぎているため日本人だけでは人手不足を解消することは難しくなっている。
そのため、外国人を積極的に受け入れていくことで人手不足を解消していくことが解決策になるだろう。
また、給与面を見直す必要もあるだろう。
介護業界の平均給与は他産業と比べて低いと言われがちだ。
介護職は精神的にも体力的にもきついといわれている仕事であるため、労働に見合った給与にしなければ、当然人は集まらない。
それだけでなく、労働環境の整備や改善も重要な課題だといえる。
労働環境、条件を改善すれば、介護職のイメージを上げる必要ことができるだろう。
さらに介護職は人の役に立てるやりがいのある仕事である。
この魅力を多くの人に知ってもらうことも大切である。
この先、日本の高齢化がどれだけ進むのか分からない。
国や厚生労働省、各事業所が介護業界の問題を解決させるための取り組みにどう向き合うかが、今後の鍵を握っているだろう。
こうしたさまざまな課題がある介護業界を救うべく、介護士になりたいと思っている人がいるのも確かだ。
ただ、介護は奉仕の気持ちだけでできるような仕事ではない。
介護現場でどんな仕事をしているのか、どんな問題が起きやすいかなどを、しっかり知ることが重要である。
そのためには、まず介護現場について書かれた参考サイトなどに目を通しておいた方がいい。